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くらしの森の食育活動

「くらしの森」食育特集

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子どもたちに伝えたい、伝統の食文化
にっぽん全国47都道府県 ~ お国自慢「鍋料理」セレクション
◆文明開化とともに始まった、日本の「鍋料理」の歴史

鍋料理は風土との結びつきが強いこともあって、古くからある「伝統料理」と思いがちですが、 家族や友人と一つの鍋を囲み、煮炊きしながら箸でつつき合う習慣は、実は明治時代以降のもの。 身分制度が家の中にまで徹底されていた封建時代は、夫と妻、親と子でも同じ食卓を囲む自由がありませんでした。
なにしろ、大勢で囲む「食卓」がなく、料理は個別の「お膳」で一人分ずつ供されるものだったのです。 明治の中頃、庶民の間でちゃぶ台が使われ始め、大正から昭和にかけて一気に普及したのと呼応するように、 文明開化で関東に「牛鍋屋」が誕生し、大正12年の関東大震災以後、「すき焼き」の名で一般家庭にまで広まったのが、現在の鍋料理の始まりといわれています。

◆現代人が好む、日本の代表的な「鍋料理」は?

味や名前に多少の違いはあれど、全国的に食べられている鍋料理もあります。
「好きな鍋物」「鍋料理ランキング」といった調査の結果を見てみると、「すき焼き」「おでん」「しゃぶしゃぶ」が人気鍋物ベスト5。 また「キムチ鍋」も、すっかり定着しているようです。

◆世界各地にある「鍋料理」

一つの鍋を囲んで大勢で食べるという習慣は、世界各地にあります。
韓国のチゲ鍋は、もう日本でもおなじみ。中国の火鍋は寄せ鍋、タイのタイスキはいわば海鮮しゃぶしゃぶです。 アジアばかりでなく、スイスのチーズフォンデュやフランスのブイヤベースも鍋料理といえるでしょう。
とはいえ、土地に根ざした多種多様な鍋料理があるのは、やはり日本だけのようです。

photo提供(株)ウェルネス・丸鮮千代水産(株)・料亭 濱乃家

にっぽん全国47都道府県 ~ お国自慢「鍋料理」セレクション

北海道 北海道 ジカ汁 トゲカジカの身、アラやヒレを野菜と共に煮込む。みそ仕立て。
東北 青森 じゃっぱ汁 タラのアラと野菜の味噌仕立て
岩手 せんべい汁 肉・野菜と南部せんべい、味付けは多様
宮城 カキ鍋 カキと野菜を仙台味噌で煮込む
秋田 きりたんぽ鍋 きりたんぽと鶏肉、野ぜりの醤油仕立て
山形 芋煮 里芋と牛肉の醤油仕立て
福島 サンマ鍋 サンマのぶつ切り、味噌仕立て
北陸 富山 ゲンゲ鍋 地魚・ゲンゲのぶつ切り、醤油仕立て
石川 いしる鍋 魚介類と野菜のいしる(魚醤)仕立て
福井 カニ鍋 越前ガニと豆腐・野菜の醤油仕立て
関東 茨城 アンコウ鍋 アンコウ肝と味噌で味付け
栃木 熊鍋 熊肉と根菜の味噌仕立て
群馬 おきりこみ 野菜・油揚げとうどん、醤油または味噌仕立て
埼玉 猪鍋 猪肉と野菜と味噌仕立て
東京 ねぎま鍋 マグロとねぎの醤油仕立て
千葉 にいたにた 魚介類と野菜を味噌で煮る漁師鍋
神奈川 牛鍋 ぶつ切り牛肉、味噌仕立てのすき焼き
甲信越 山梨 ほうとう 幅広のうどんと肉・味噌で煮込む
長野 松茸鍋 松茸と鶏肉のすき焼き風
新潟 番屋鍋 多様な魚介類のぶつ切り、味噌仕立て
東海 静岡 いけんだ煮味噌 魚介類と野菜を味噌で煮る漁師鍋
岐阜 ぼたん鍋 猪肉と根菜の味噌仕立て
愛知 ひきずり 鶏肉のすき焼き
近畿 三重 僧平鍋 猪肉と山菜・野菜の味噌仕立て
滋賀 じゅんじゅん 川魚のすき焼き
京都 湯豆腐 豆腐のちり鍋、ポン酢醤油などで
大阪 ハリハリ鍋 クジラと水菜のしゃぶしゃぶ風
兵庫 ハモすき ハモとたまねぎのすき焼き
奈良 飛鳥鍋 鶏ガラ・白味噌・牛乳の汁で鶏肉・野菜を煮る
和歌山 クエ鍋 地魚・クエと野菜のちり鍋
四国 徳島 タイしゃぶ タイのしゃぶしゃぶ
香川 源平鍋 魚介類と野菜の寄せ鍋にうどんを入れる
愛媛 ヅガニのぼっかけ 砕いたヅガニを野菜・豆腐の醤油仕立て
高知 クジラ汁 さらしクジラとねぎ・ごぼう、味噌仕立て
九州 福岡 モツ鍋 牛モツと野菜、醤油または味噌仕立てのピリ辛
佐賀 茶しゃぶ 緑茶に豚肉をくぐらせるしゃぶしゃぶ
長崎 ひきおとし鍋 鶏ガラ出汁の甘辛汁で骨付き鶏肉とそうめんを煮る
熊本 桜鍋 馬肉のすき焼き風
大分 だんご汁 薄くのばした小麦粉の団子と根菜、味噌仕立て
宮崎 イワシのそばだご汁 イワシのすり身とそば粉で作った団子汁
鹿児島 漁なぐさみ イセエビなどの魚介類、ナリ味噌仕立て
沖縄 沖縄 ヒージャー鍋 山羊肉をショウガ入りの塩汁で煮る

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